medium_234542399

前回に引き続き、”鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く」セブンイレブン式脱常識の仕事術”から考えさせられた事を書きたいと思います。

鈴木敏文の「本当のようなウソを見抜く」?セブン-イレブン式脱常識の仕事術


仕事における「本当のようなウソ」は、どんな職種であれ存在する考え方だと思います。この書籍はセブンイレブンというコンビニ経営をもとに書かれていますが、私の本業であるシステムエンジニアにおいても、同様に様々なウソが存在します。


この嘘はなぜ作られるかと言うと、どんな会社や組織であれ、そのこの仕組みは不完全な人が作り上げたものであり、本来、常に改善していく必要があるのですが、人は一度”完成した”と考えたものに対して、疑問を持ち、改善提案をすることは中々難しいからです。


入社しても会社に慣れてはいけない

 
書籍では、「入社しても会社に慣れてはいけない」とあります。これは、顧客の立場で考える際に、会社に慣れてしまうと自分都合で考えてしまうからとあります。


本来、顧客の立場で考えれば、セブンイレブンに対して不満があったはずだが、お店側に立つと、視点が客から売り手側にまわり、自分たちの提供するサービスは問題ないと考えるようになります。


これでは顧客の気持ちを読み取ることはできなくなります。


システムエンジニアの仕事でも同様です。一つの会社に属して長くいると、自分の考え方は正しいと思い込むようになります。私は様々な会社に常駐しているから気づくのですが、会社によってやり方や考え方が全く異なる事がよくあります。


多くの場合、自分たちのやり方には疑問を持たず、顧客からクレームが来ると、”面倒な客だ”と考えるようになります。


私は仕事をしていて自分たちのスキルを伸ばすのも、顧客のクレームや細かい指摘だと思っています。システムエンジンは顧客と一緒に成長する事。それによって、お互いがよりよい関係になれると思っています。


「自分の考え方」をしっかり持たないと情報に左右される

 
新しいアイデアを提供していく為には、常に情報を取り入れ考察していく必要があります。この作業において勘違いされやすいのは、何でもかんでも情報を取り入れればよいという事ではありません。


本書でも、「自分の考えをしっかりと持った上で、入手した情報によってそれを補強したり、補正していくこと。したがって、情報い接する時にまず求められるのは、自分の考え方をしっかりと持つこと」とあります。


私の尊敬する投資家も、自分の哲学を持たないと情報に左右されて、何が正しいのか判断できなくなると言っています。


情報を取り入れる事はとても重要です。特にこの時代、情報はインターネットを使って圧倒的なスピードで入手する事ができます。しかし、その情報が果たして正しいのかどうかを判断するのは自分自身です。


これは仕事においてもそうで、経験の浅い部下や後輩からの報告内容には、多くの誤りがある場合があります。それを見つけ出して、真の答えを聞きだすのも上司、先輩の仕事です。


経験のない部下や後輩は、仕事の報告において”叱られたくないから報告内容を補正する”事があります。だからこそ、報告内容に曖昧な部分はないか、ごまかしている部分はないかを判断する技術を持つことがとても重要になるのです。


人間は自分の問題になると保守的になる

この書籍で一番、痛感した内容はこの部分です。本書では「人間は世の中を変えないとダメだとか、政治は何をやっているんだと革新的な事を言う一方で、自分の問題になると保守的になって自らの経験でものを判断するようになる」とあります。


自分自身に置き換えると、確かに自分の事になると保守的になるという事がよくあります。同じく、人にアドバイスするときは、強気で前向きな意見を言うのです。


どちらが本当の自分であるかと言うと、こうなりたいとう理想は前向きな自分です。しかし現実は保守的な自分です。だから、保守的な自分から理想的な自分にいかに近づけるかが、成功へのカギになるのです。


私は、様々な行動をするときに、必ず、客観的に自分をみるようにしています。
 

これからの日本経済は年を追うごとに疲弊していきます。その為、保守的な人では、これからの日本の立て直しは不可能です。その為、革新的な考えで行動できる人こそが必要になってくるのです。 


私が感じている事は、会社にすべての答えがあるとは限りません。しかし、残念なのは、今のサラリーマンは会社や組織において帰属意識が強すぎるという事です。これでは会社を変える事などできません。


しかし、私のまわりの上司や同僚は、会社の不平や文句を言いながら変える努力を一向にしません。上司がダメだと部下もそれ以上に壁を感じ、行動しなくなります。


上司は、ダメな組織を作っているのは、部下のスキルが低いからと考えますが、実はそうではなく、自分たちのやり方が間違っているからだと考える必要があるのです。


もし新入社員のあたなが会社や組織の考え方ややり方に疑問を持っているなら、それは一概に間違いでない事もあるという事です。多くの場合、新しい考え方を拒絶する傾向がありますが、こういったフレッシュな意見こそが、会社や組織を変えるきっかけになるかもしれないという事です。


会社や組織を変えるのは一筋縄ではいきませんが、自分自身を変えることは今日からでもできます。まずは自分自身から変える努力をしてみてください!