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資産運用会社である「MRIインターナショナル」(本社・米ネバダ州)が巨額の顧客資産を消失させたとされる問題で、顧客への配当が滞っていたことが判明しました。


MRIのフジナガ社長は証券取引等監視委員会の任意の事情聴取に「資金の大半が残っていない」などと説明し、同社の役員は数名で構成されていて、その他の役員はお金の管理を全く行っておらず、実情を知らなかったと報道されています。


また同社は、顧客から集めた資金を米国の診療報酬請求債権(MARS)の購入に充て、年6.0~8.5%の高利回りを出せると宣伝していました。


しかし、平成23年以降、運用の実態がなく、国内の顧客約8700人から預かった約1365億円とされる資金の大半が失われたと報道されいます。


このニュースはネットのみならず、テレビなどでも放送されていますが、この事件からまた一つ考えさせられることがあります。


投資の話ではないのですが、以前勤めたいた派遣会社で似たような事をした事件がありました。


当時の派遣会社の会長と社長は某有名外資系会社から独立し、300人規模の派遣会社へと成長させます。


しかし、派遣会社の利益だけでは物足らず、開発を社内受注するようになり、結果、4億円もの赤字を出す案件ができ、結果、経営不振の状態になりました。


その後、ビジネスのツテを使い、業績のいい会社に買収してもらうことにより、数年かけて赤字経営から黒字経営に立て直すことができました。


この話を聞けば、結果、いい話に聞こえますが、裏では社員の給料を軒並み下げておきながら、会長、社長は100万円以上の給料を受け取り、経費でフィリピンパブに通う日々を送っていたそうです。


最終的に、親会社の指示で、会長と社長は解任前の給料を半額以下にさせられました。


もし、ひどい経営状態のまま放置していたら、数百名の社員は職を失っていたことになります。


今回の投資案件もそうですが、私たちは投資案件の利回りや投資物件にばかり目がいきがちです。


そして、巧みな言葉や戦略に乗せられ、今回のように大きな財産を失う可能性があるのです。


その為、投資案件がいいか悪いかも大事ですが、それを運営する会社も信頼ができるのかをじっくり考える必要がありますね。


また、財産のすべてを一つの会社(器)に置くのではなく、分散投資するのも一つの回避策ではないでしょうか。


例えば、昔ライブドアショックがあった時に、ライブドアにだけ投資しておけばいいと思って財産のほとんどを失った人もいました。


真の投資家は、リスクをいかに減らすかを考えます。どんなにいい案件があっても、自分の全財産を預けておく、リスクはとても高いのです。


ユダヤ人の教えに、「今日まで起きなかったことが、明日起きないとは限らない」というものがあります。


人は習慣に左右される生き物です。だからこそ、自分自身を俯瞰する必要があるのだと思いますね。


周りで起きている様々な事は、ただの事実ではなく、自分の思考力をあげるために、日々分析することが大事だと気づかされました。