結果が出せない組織では、組織の人間に問題がある事が多々あります。
組織は、所詮、人のよせ集めなので、その中で働く人材によって組織力は大きく変わっていきます。
個人的な経験ですが、組織の状態が悪いと、いい人材はすぐに抜けていき、残った人材が微妙という事がよくあります。
その為、結果的に人がすぐに入れ替わるようなブラック組織が出来上がってしまいます。
以前いた職場も、数か月単位で人が入れ替わり、コストばかりが増える現場で、その割にはコストを下げろと言われ、仕事のやりがいも得られないような状況下で仕事をしたことがあります。
逆に、いい現場もあり、同じような仕事をしているにも関わらず、組織が変わるだけで天と地の環境の差が生まれる事があるのです。
そういった経験から、私が仕事において重要にしているのは、人間関係です。
この人間関係が築けている現場かどうかで、仕事のやりやすさが大きく変わってくる事になります。
逆に、人間関係を重視しない上司が上にいる会社や組織は、ブラックになる要素があるとも言えます。派遣を続けてきた経験上、人が短期間で入れ替わる組織には何かしら問題があると考えた方がいいです。
そして、組織がブラック化していくと、放置している時間が長ければ長いほど、それを修正するのに時間がかかるようになります。
その為、組織の様子がおかしい場合は、大きな変革を起こすか、優秀な人材に入れ替えるなどの策をとる必要があります。
以前、某大手企業で10年同じ部署に働いているリーダーがいました。10年も同じ部署にいるので、そこの仕事はエキスパートになっているのですが、逆に、新しく入ったメンバーに対して、パワハラをする事があり、精神的に病んで辞めてしまうという事がありました。
何度もそういった事が続いた為、結果的には別の部署へ移される事になりました。
その話を聞いたのは、私がその部署を出た後だったので、そこのサブリーダーはメンバーの評判がよかったので、そのまま昇格したそうです。後から聞いて、それはいい判断だと思ったと同時に、10年間同じことをし続けた代償は、その後の新しい部署で経験する事になると思います。
以前の現場で出会った尊敬できる人たちは、常に古い使えないルールは、すぐに変更していました。そういった組織は、常に改善が行われ、問題を解決する力が高いと言えます。
また、人間関係も良好で、その人に相談する部下はたくさんいました。そういった組織こそが、結果を出せる組織になると思っています。
組織を見る時に、メンバー間でコミュニケーションがきちんととれているか、どうかでその組織の状態を把握する事ができます。
そして、上だけでなく、メンバー自身も組織をよくしていく事を常に意識し、行動する事が組織をよくする事にもつながりますし、自分自身も仕事をしやすくする事につながるのです。
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