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現在はIT業界で仕事を行っていますが、それまで様々な職種で仕事をしてきました。


その中で、一貫していえる事は、「コミュニケーション能力」は業種に限らず、必須スキルであるという事です。


例えば、一昔前であれば、職人気質の人やITでいうと、技術さえできればいいという時代がありました。


私もエンジニアを初めた当初は、知識や経験がない為、上司や顧客から様々な試練を与えられたものです。


もちろん、そういった経験は成長につながりますが、昔ながらの職人気質な鍛え方はとても非効率な考え方です。私の父親の時代は、「職人は技を目で盗め」という事がありましたが、確かにそれは実力はつくのかもしれませんが、成長までに時間がかかってしまいます。


その為、これからの時代は、コミュニケーション自体がとても重要になっていると言えるかもしれません。


つまり、先輩や上司は、時間をかけて部下や後輩を伸ばすのではなく、効率的に実力を上げるしくみを考える必要があります。未だに、技術の質問をしたら「まず、ネットで調べろ!」とえらそうに言う先輩がいますが、まずは教えてみて、成長する素質があるかどうかを見極めてからでも、いいのではないかと思います。


これからの時代は、個人の技術だけが求められるのではなく、それをどのようにビジネスに活かすかが重要になります。


多くのビジネスが個人だけで完結しない場合があると思いますが、ビジネスにおいて重要なのは、関係者といかに円滑に物事を進めていくかが重要になっていきます。


IT業界で言えば、コミュニケーションスキルが高いプロジェクトマネージャーのもとで仕事を行う場合と、そうでない場合で仕事を行う場合とで、結果は大きく変わってきます。


実は、技術力だけあれば問題ないということではないんですね。


実際に、このIT業界にいる人はお客様とのやりとりが、いかに大事かを痛感していると思います。


なぜなら、私たちの仕事はお客様の要件で決まりますし、環境によってトラブルが変わってくるからです。


そこで、要件を引き出し、トラブルを避けるためのヒアリングがとても重要になってくるわけです。


もし、あなたの先輩がコミュニケーションスキルが不足した人であれば、注意が必要です。


間違いなく、仕事は集まった人の資質で決まってきます。


仕事するにあたり、その本質を理解せずに仕事をするリスクは、立場に関係なく持たなければならない事を理解する事が、ビジネスを成功させる為に必要な考え方だと思います。