それは、「ユダヤ人大富豪の教え」です。この書籍の著者は本田 健氏です。
ユダヤ人大富豪の教え
この本は、これからビジネスや投資を始めようとする人でもすーっと頭の中に入ってくる内容になっています。
さらに言えば、分かりやすい内容もさることながら、ピンポイントででてくる重要なキーワードをうまく話しの中に盛り込ませていると思います。
さらに言えば、分かりやすい内容もさることながら、ピンポイントででてくる重要なキーワードをうまく話しの中に盛り込ませていると思います。
この本自体は、10年くらい前のものですが、内容の濃さは今読んでも遜色ないと思います。
この本の中で心に残ったいくつかのキーワードを書きたいと思います。
「収入の大さと自由人であるかは関係がない。」
これは収入が多い人は、支出も多いことを言っています。以前、TVであるスポーツ選手が言っていました。
「急に稼げるようになったスポーツ選手は自己破産する人がいます。なぜなら、突然、目の前に大きなお金が飛び込んで来て、その年は我を忘れて浪費するんです。このまま活躍できればいいですが、収入が右肩下がりになると、前年の年収から算出された多額の税金を支払うことができなくなるんです・・・。人には見栄があって、浪費をやめれないんですよね・・・」
そうです。浪費癖はなかなか治らないんです。お金は使うのは簡単ですが、貯めるのは大変です。なので、今の内から節約のマインドを築き上げる必要があるんです。
これは、宝くじ当選者に自己破産する人が多いことも当てはまるのではないでしょうか。重要なのは必要な時にお金を使い、不要なものにお金を使わない事です。
例えば、ギャンブルがまさにそうですが、ちょっと楽しむくらいならいいですが、身を滅ぼすほどの使い方をするのは、間違っています。
しかし、ギャンブル中毒になると、感覚がマヒしてしまい、浪費癖がとまらなくなります。某製紙会社の社長が会社のお金をカジノで使い込んだのも有名です。
お金は生きる為に必要なものですが、使い方を誤ると人生が破滅に向かいます。その為、お金との付き合い方を学ぶ必要があります。
「その人が真剣に人生を変えようと決めるまでは、何も変わらないのだよ。」
最近出会った人は、簡単にお金を稼ごうと考えています。そして、ちょっとめんどくさい事があるとすぐにやめてしまいます。
本気で今を変えようと考えている人は、ちょっとした失敗は失敗ではないんですよね。むしろ学びです。そして、「自分は真剣にやっているよ!」と思うことは危険です。自分のコンテクストが小さいうちに、自分の達成感に満足してしまうんです。
今成功している人は、日々、勉強をしているんです。
先日、テレビで取り上げられていましたが、ドワンゴの会長はジブリの社員でもあるんですよね。あれだけ成功していてもまだまだ学んでいます。
また、私の知人で資産が200億円を超える投資家がいますが、その方も、日々、読書を欠かさず、勉強し続けています。
成功する人の共通点は、日々、情報をキャッチアップし、行動が早い事が特徴とも言えますね。逆に、成功できない人というのは、変われない人たちの事を指すのかもしれません。
「成功するのに必要なのは、流れを読む力だ。物事の奥深くを見通す力だよ。」
「自分の人生がどちらに向かっているか、考えなさい。」
輸入ビジネス、FX、投資もそうですが、今のトレンドを理解する必要があります。何も考えずに手をだして、どんどん悪い方向に進むことが多々あります。
FXなどで負けが続いて、取り返そうとして焦ります。冷静な判断ができない状態で挑むと、さらに負けが生じることがあります。こうなるとギャンブルですよね。
調子がいい時も、悪い時もきちんと今の自分を分析する必要があるんです。
実は、私が輸入ビジネスを始める際に、参考にした方がいます。その方との出会いは、ただのブログだったのですが、当時はかなり稼いでいたようです。
しかし、その後、仕入れを誤り、約300万円の借金ができてしまったそうです。調子がいい時は、ついつい仕入れも増えて、強気になりますが、自分のキャパオーバーな事をし続けると、いつかトラブルになる可能性もあります。
常に状況を分析して行動していかないと、とんでもない事態になる事もあります。お金を稼げている時こそ、注意が必要ですね。
「貧乏人の口癖は、『ふだん頑張っているご褒美に買っちゃおう!』。一方、金持ちの口癖は『いまの私には必要ないな。またにしておこう』」
以前から書いている節約の心得です。そして、きちんと節約し、節約でできたお金は、お金を生むしくみに投資します。そうして、自由への道を進むことに尽力します。
長くなりますので、このあたりにしますが、この本に書かれている重要なキーワードはたくさんあります。
最近、本を読めば読むほど感じることがあります。それは、成功者の言っていることに共通点があることです。
私たちサラリーマンは、普段から、ラットレースに戻るように意識させられます。何も考えないでいると、ラットレースで走り続ける必要があるんです・・・
「それでもいい!」って考えているひとはいいのですが、「変わりたい!」と考えている人は、是非、こういったマインドを変える力がある本を読むことをお勧めします。
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