今の人生を振り返って男性に限ることではありませんが、人生が辛いと感じる要因の一つが仕事なのではないでしょうか。日本の仕事の在り方はどこか問題があって、人を精神的に追い詰めるようなブラックな現場がたくさんあります。
そしてブラックな現場の多くは、人間が作り出します。それは組織の長なのか、組織なのか、それとも上司なのか。
よくブラック企業と扱われる会社も、会社自体に問題があるのか、それとも組織自体に問題があるのかで変わってきます。企業がブラックかどうかという問題もそうですが、日本の場合、少子高齢化の影響を受けて、若者、現役世代の負担が大きくなっています。
その為、私のブログでも高いアクセス数を誇るのが「早く死にたい」という記事です。これがとても反響があって、早く死にたいという人が多くいることに気づきました。
私も人生はそれほど長く生きたいとは思っていなくて、70年生きれば十分だと思っています。それくらいだったら、使う年金額も大したことないし、現役世代に負担をかけることはないでしょう。
一方、長生きをして100歳まで生きたとしたら、そこから30年以上の生活費を年金から受領することになります。
例えば、厚生年金の平均月額は「14万5千円」と言われています。これを30年で計算すると、、、5200万円必要です。つまり、老人を10年以上長生きさせようと思ったら、1500万円くらいは必要なのです。すごい負担額ですよね。
いやな言い方になりますが、長生きしないほうが経済的な負担は軽減するのです。だから、高齢者が増えるということは、単純に現役世代に負担が増えて、税金が増える可能性があるのです。
また、最近は核家族化が進んでいて孤独に生きている人も多くて、そういった人は長生きしても仕方がないと思っているのはうなずけます。特に40代を超えて、特に生きがい、やりがいもないと生きていてもつまらないと思ってしまうかもしれません。
まず、日本を変えようとしても色んな弊害があるし、考え方の違いもあるので、一筋縄ではいかないと思います。例えば、増え続ける高齢者。そして、戦後と違い、長生きする人達が増えています。必然的に生活費をどこからか工面する必要があります。
中には自営業で70歳を超えても頑張ってお金を稼いで働いてくれている人もいますが、多くは定年退職をして暇つぶしをして生きている人もいるでしょう。先日も仕事で上司と公園の近くを歩いていたら、ゲートボールをしている高齢者を見て、「俺もあんな風に何も考えずに生きたいわ~」とぼやいていました。そういった趣味で生活できるのも、働いている人の税金などのお金があってこそですからね。
まぁ、自分たちも高齢者になるわけで、同じような生活を送りたいと思うのでしょうけれど、それが現実的に日本の経済力の低下を考えると、厳しくなっていく時代がやってくるかもしれません。
安楽死について考えてみる。安楽死は善か悪か。
そして、私のブログの中でもアクセス数が多い記事に「早く死にたい」というものがありますが、ここでよく出るキーワードが「安楽死」です。
20代の若者が早く死にたいという発言にショック。今の日本の未来とは
当時は早く死にたいという20代の言葉を聞いて、かなりショックでしたが、当時、私も30代半ばでまだまだ頑張る!という気持ちでしたが、いろんな人の話を聞いて思ったのが、人生は人によって状況が違うし、一概にこうだ!とは言えないのです。
例えば、病気で苦しんでいる人もいるだろうし、親の介護で精神的に病んでいる人もいるでしょう。人生は自分だけの苦しみではなく、人からも苦しみを与えられることがあるのです。
例えば、介護疲れで親や子供を殺してしまうニュースがあります。その話だけを聞けば、信じられないと思ってしまいますが、実際に同じ状況になったら自分も同じことをしてしまう可能性はゼロではないのです。それくらい追い詰められていた可能性があるのです。
そして、安楽死に関する書籍もたくさんあります。これは評価の高い書籍の一つです。
内容(「BOOK」データベースより)
何歳まで生きれば“ほどほどに”生きたことになるのか?長寿をもてはやし抗加齢に踊る一方で、日本人は平均で男6.1年、女7.6年間の寝たきり生活を送る。多くの人にとって長生きは苦しい。人の寿命は不公平である。だが「寿命を大切に生きる」ことは単なる長寿とはちがうはずだ。どうすれば満足な死を得られるか。元気なうちにさがしておく「死ぬのにうってつけの時」とは何か。数々の老人の死を看取ってきた現役医師による“死に時”のすすめ。
そして、そのコメントの抜粋です。
そして、そのコメントの抜粋です。
面白い本です。長寿がとにかく素晴らしいことと、もてはやす風潮に警鐘を鳴らすとともに、個人の生き方の反省を求める内容です。著者は後半分で60歳が死に時だと思ったらと提案している。確かに60歳でいったん人生は終わった、あるいはそこで一区切りと考えてその後に人生を歩んでいくとある種のゆとりが生まれるのではないか。90歳、100歳まで生きる人がいるのは事実で、だれでもその可能性はある。しかし それを目指して生きていくというのはいかがなものか。抗加齢とう発想を反省することを静かに語りかけている。高齢化社会で政策のあり方、マスコミの言説など新たな視点で見直すことが求められているように思われる。
長寿って本当にすばらしいのか?ということを考えさせられる一冊です。長生きするということは、誰かの負担を増やしているともいえるのです。
安楽死についての意見をまとめてみた。
私のブログに安楽死について言及されたコメントがいくつかあるので、まとめてみました。
人生は生きていると最後は終わりを迎えます。その中で、自分だけ長生きをすると周りが先にいなくなります。これがとても切ないのです。
愛する人が次々と居なくなります。愛する人がいない世界に生きていても仕方ないですね我儘ですけど、この世界に貢献する気もうないんで安楽死できたらいいと考えます
夫婦の場合、パートナーが先に亡くなったらとてもつらいですよね・・。
そもそも生まれてきたくなかったという内容も多いです。ただ生きてしまった以上、頑張って生きるしかないのです、というのがつらいのでしょう。ダラダラと生きることすら許されないのが社会ですからね。親のすねかじりができている有名人などを見ると、なりたいと思う人も少なくはないはず。
その辺にいる大人も社会も自分自身もクソったれできったねぇしどんなに一生懸命に生きたところでどうせ死んじまうのでさっさと安楽死したいです。社会のレールからはみ出した身、あちこちで聞く限りヒキニートはほとんどのケースじゃ再起不能だって聞いたぜ。なら、なおさら頑張ろうとか思う気になれないよね。親のスネかじってダラダラ生きててさ。生まれてきたくなかったよ。安楽死制度はまだかな〜。
毎晩遅くまで働いて、家には寝に帰るだけで、休日も来週働くための体力を蓄えるために遊びに行く余裕なんてないとありますが、これも共感できます。私は東京で働いている時に、残業が150時間を超えて、まさに、毎日終電、土日も仕事というときがありましたが、精神的に病んで、肉体的にもボロボロでひげが白髪になり、目が死んだようになってしまいました。
毎晩遅くまで働いて、家には寝に帰るだけ。休日も来週働くための体力を蓄えるために遊びに行く余裕なんてない。そうやって稼いだお金も増税やらなんやらでどんどん持っていかれる。ただただ、苦しんで働くためだけに毎日を生きています。結婚、子供、そんな物に割く余裕は一切ありません。今も生きているのは死ぬ時まで苦しみたくないから、ですね。安楽死が可能になればすぐにでも死にたいと思います。
稼いだお金も増税やらなんやらでどんどん持っていかれるという部分ですよね。日本人は稼いでも手元に残るお金が少ないのも、社会福祉が充実しすぎていることがあるのかもしれません。今後少子高齢化でさらに税金が増えていくか、年金の受給年齢をあげていくしかありません。
安楽死希望学生時代はいじめにあい就職氷河期に社会に出て派遣や契約社員を転々とし現在はブラック企業から逃げ出し無職精神病も患ってる年金は期待できないし人間不信と精神病で結婚も子供も無理20代で死にたいという発言にショック?私は中学の時にはすでに死にたかったですよ生まれて来て良かったと思った事なんて一度もない
ブラック企業に入ると人生が路頭に迷ってしまいます。以前のブラック組織のリーダーに、経験したことがない業務のトラブル解決を任され、勝手にサポートをしていて、「お前のおかげで自分の業務ができなかった!」と言われたことがあります。
安楽死合法化希望子供を持てば考え方は変わるような気はしますがこの学歴化社会で子供1人を大学まで送るのに3000万円かかるといわれています。これじゃあ子供は作れませんわただでさえ年々年金の徴収額が増えているのに…
そう、子供を育てるのは楽ではないのです。だからこそ、子供を育てるというところにもっと税金を手厚くすべきです。じゃないと少子化がとまらないですよ。というと、独身者からふざけるなという話になるので、これまた難しい問題。
安楽死希望就職に失敗、30代で非正規結婚、子供なんてとっくに諦めました自分の1年後ですらどうなってるか分からない良くなる事はないでしょうが正規で働いてる友人夫婦も子持ちはほとんどいない正規ですら子供を育てるのに不安がある世の中非正規は終わってます毎日がつらい、夜布団に入ってこのまま目が覚めずに死んでたらいいのにと願うのが1日の終わり
「結婚、子供なんてとっくに諦めました」という人が最近増えています。独身でもいい、孤独死してもいいという考えです。おそらく今の人生が充実していたらこんな発想にはならないでしょうね。
40代ですけど高校の頃は出家や修道院に入ることを夢見てました。親に泣かれるから断念しましたけど。私も虐待を受けて育ち、未だに悪影響が抜けず悪循環が続いています。色々な方法を試していて、やっと抜け出した!と思ったら、今年始め爆弾が落ちて、もうほんと、早く死にたいですよ。警察に後処理させたり発見者に迷惑かけるのが嫌でやってないだけ。オランダみたいに安楽死したーい!
中には虐待を受けて育ったという人もいます。こういったトラウマのせいで人生が暗い物になっている人もいます。。。
逆に聞きたい「生きていたい?」ただただ家畜のごとく働いて変わらない毎日使い捨てられることに怯えて無理して体壊して捨てられたら後ろ指を社会から刺される金も持ってても国から掠め取られ無能な政治家の接待代に消えてゆく所帯持ったら余計に働かなければならない自分で首を絞めてく悪循環低賃金で拘束されて40年以上を無駄に生きるより「安心して逝ける」社会を望むよ安楽死が成立出来るなら若者の5割はそうする生きていた所で生きる意味が無いのならそれは死んでいるのと同義だ目標も目印も無いからなただただゾンビのように彷徨うだけと同じステータスのある世界で生き直したいと思うわくだらない毎日にうんざり毎日毎日仕事しても「スキル」や「技能」にならないしそれを証明できる「世界」じゃないからなどんだけ体を鍛えても人は熊を殴り殺せないし2・3週間も安静にすれば体は元に戻るつまらないし面白みの無い世界だよもう少し遅れたら死ねたんだろ「羨ましい」10代が録でもない?だから今が楽しい?ただの「錯覚」現実逃避の一種極寒の地から常夏に移れば常夏が天国に思えるのは当たり前
人生は楽しい事ばかりではなく、辛い事もたくさんあり、その度合いは人によって違います。だから自殺があります。自殺の原因も人それぞれです。仕事のパワハラ、重い病気、介護・・・、中には前向きに生きている人もいるかもしれませんが、すべての人が強いわけではないんですよね。
少なくとも私は自分が認知症になってまで長生きはしたくないと思いますし、もともと長生き自体はしたくはありません。さらに重い病気になってまで、闘病もしたくありません。そういった本当につらい時に「安楽死」という選択があってもいいのではと思います。すべてにおいて許すと人道的に問題になりますから、難しい問題ではありますけどね。
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