昔と違い、セキュリティ管理者を悩ませるのが、システムの脆弱性ではないでしょうか。そして、脆弱性がよく発表されて悩まされたのがAdobeのFlashPlayerです。


だいぶ使われているところがなくなったのではないかと思いますが、システムによっては利用しなければならないものもあると思います。


このAdobeがFlashPlayerの2020年末廃止を発表!HTML5やWebAssemblyへの移行推進しているそうです。元記事はこちら。


Adobe、Flashの2020年末廃止を発表。HTML5やWebGL、WebAssemblyへの移行を推奨


記事では、Adobeが、Flashのサポートを2020年で終了すると発表したそうで、理由はすでにFlashの利用が大幅に減ってきているためとのこと。2020年末にはFlash Playerのアップデートと配布を中止し、既存のFlashコンテンツを新しくオープンなフォーマットに移行するようコンテンツ制作者に勧めるそうです。


この発表を受けてGoogle、Facebook、アップル、マイクロソフト、MozillaがそれぞれAdobeとのFlashサポートに関する発表を行ったそうです。これでシステム管理者の負担が少し減りますね。


実質的には、もうウェブ上においてFlashが必要な場面はかなり少なくなっているそうで、Chromeブラウザーの統計では、2014年にはまだ80%あったFlash使用サイトは現在では17%にまで低下したそうです。また上記5社の提供するサービスやブラウザーもFlashからHTML5への移行をほぼ完了してるとのこと。以前はFLASHを利用したサイトなども流行っていましたが、時代が変わりましたね。

Flashの"終わりの始まり"は、やはり2007年にアップルのスティーブ・ジョブズが公開した文書「Thoughts on Flash」と言えるでしょう。ジョブズはFlashがAdobeの方針によって管理されるプロプライエタリ―な技術であることを指摘し、そのパフォーマンスやすでにオープンな代替技術があることを理由にして、あの手この手でFlash対応を迫るAdobeの主張を退け続けました。結果、Adobeは2011年にはモバイル向けFlashの開発終了宣言をするに至っています。

一方、デスクトップ向けのウェブブラウザー方面では以後もしばらくの間はFlashが活躍していましたが、2015年以降、MozillaのFirefoxがFlashの標準対応を終了し、macOSのSafariや、マイクロソフトのEdge、GoogleのChromeブラウザーもHTML5をデフォルトで使用するようになりました。


また、Adobe自身、すでにFlashへのこだわりを捨てており、しばらく前からHTML5やWebAssemblyへの移行を推進するようになっていたそうです。

2015年の暮れにはオーサリングソフトのFlash ProfessiolnalをAnimate CCに改名し、FlashをHTML5に変換する開発者のコンテンツ制作の主軸をHTML5に移行させる対応をとっています。

最近では、Flashの名前が出るのは脆弱性の話題ばかりになりました。Flashの終了は、マクロメディア(Shockwave)時代を知るようなベテラン開発者/ユーザーにとっては感慨深いものもあるかもしれませんが、オープンソース支持者や最近のFlashしか知らない人たち、そして企業のセキュリティ管理者からすれば「やっとか」といった感想が最初に出てくる話かもしれません。

とにかくこれで古い技術がまた一つなくなり、新しい技術へ移行していきます。そして、昨今は、システムはセキュリティの要素がとても重要になっている為、こういった脆弱性が多いソフトウェアの利用も避けたほうがいいですね。