昨年、父親の孤独死から知った事がたくさんあり、人が亡くなるのは辛い事だけど、その死に方によっては家族はさらに辛い思いをしなければならない事を知りました。


まず、病気などで病院で亡くなる場合もあると思います。私が人生で初めての葬式は、がんでなくなった知人のおじさんでした。病院で亡くなったため、通夜にも参加し、遺体は奇麗な状態でした。生前の元気な状態を知っていたので、すごくショックでした。


そして、2回目は実の父親でした。父親は生活保護を受けていて、私とは離れて暮らしていました。ただ、性格が頑固で、連絡をとっても電話に出ないので、段々と疎遠になっていきました。


最後に会ったのは2年以上前の話になります。その後、近所の人も父の姿を最近、見ないからおかしいと思うようになり、オーナーさんが警察に連絡をしてくれました。


そして、父が孤独死をしていることを知りました。孤独死をした現場は、想像以上に壮絶です。


まず、夏場だったの腐敗がひどく、死臭がかなり強いです。この独特の臭いは正直、トラウマになる人もいると思います。


そして、うじが沸き、大量のハエの死体がありました。ハエは緑色の体をしていて、発生している虫の種類で死亡時期が分かるなど聞いた事がありますが、こんなハエは初めてみました。ピカピカに光る体のハエは正直、いつものハエより気持ちが悪かったです。


父の場合は、不幸中の幸いですが、お風呂場で亡くなっていました。なぜ、幸いかというと、風呂場のタイル部分に横たわっていたので、下のフロアに体液が漏れていなかったのです。これが、居間などであれば、場合によっては下のフロアまで染み出していた可能性があります。


そして、一番悲しいのは強烈な死臭です。


思い出の品を持ち帰ろうかと家族で話になりましたが、あまりの臭いで思い出すので、あきらめようという話になりました。


それだけ辛い現場だし、孤独死というのはなるべくさけるべきだと強く感じました。


孤独死をする人は、多くの場合、身寄りのない高齢者や、親戚と疎遠になった一人暮らしの高齢者だと思います。離婚などで孤独に住んでいる一人暮らしの老人は少なくはないと思います。


少子高齢化が進む中、今後、高齢者の孤独死はさらに増えていく可能性があります。そして、孤独死を減らす為には、普段からコミュニケーションをとる必要があります。しかし、家族も常に連絡をとるのが難しいですし、他県に住んでいたらなおさらだと思います。

孤独死の多くが離婚後の中年男性だそうです。遺族は故人の死を悲しまないらしい


そして、普段から愛読している日刊SPAで、孤独死について書かれていました。

孤独死のほとんどが離婚後の中年男性。荒れ果てた単身生活の行く末


この記事で紹介されている大阪府に住む50代の男性は、死後3週間で床に突っ伏した状態で、近隣住民からの通報で発見されたとのこと。

20代前半で結婚し、妻、娘とともに家庭生活を送っていたが、40代半ばで離婚してからは妻子とは疎遠に。その最期は、もがくような姿で亡くなっていた。部屋には小豆のようなハエのサナギが床一面に散らばり、蛆が這い回る、あまりにも無残な状態だった。変わり果てた父親の末路に、遺体確認にきた娘は絶句していたという。そうした離婚男性の孤独死が近年多発していると、大阪で特殊清掃を営むダイウンの山本直嵩氏は証言する。


これはまさに、私が経験したような状態の前の段階ですね。

「離婚した男性は、引け目を感じてか、子供や元妻と連絡を取らなくなることが多い。自分の様子を心配してくれる人もおらず、万が一死ねば誰にも見つかることなく、遺体の腐敗は進行。遺族にも迷惑を掛けるケースが多いですね」

 山本氏の現場では、孤独死のほとんどが離婚後、単身生活を余儀なくされた中年男性だという。彼らに共通しているのが、食生活の乱れと推察される現場の様子だ。

確かに私の父親も同じような感じですが、お金もなく生活保護で生きていたので、家族ともあまり連絡をとらなくなっていました。だから、発見が遅れた理由になります。

「例えば、カップ麺の空容器に汁が入ったまま大量に残されていたり、コンビニのお弁当が食べかけで床に投げ捨ててある。まるで、部屋がゴミ箱みたいな様子ですね。コンビニのチキンの骨が部屋の中に大量にあり、その骨に埋もれるように亡くなった人もいます」

孤独死 しかし、そんな悲惨な現場を訪れた遺族の反応は薄いという。

「現場を訪れた遺族が、故人の死を悲しんでいる姿をまだ一度も見たことがありません」
 
そして、悲しいかな孤独死でかけつけた遺族は悲しむ様子はないそうです。孤独死の場合は、死んでも邪魔扱いになるわけですね。何しろ遺族の負担でしかないわけですから。
 

孤独死は遺族よりもオーナーさんが大変


孤独死が起こると、家族も辛い思いをしますし、何よりオーナーさんが大変だということが分かると思います。ブログを見ると、オーナーさんは死体を見ることがあるということが分かります。自身が管理している物件だから当然なのかもしれませんが、決して楽な仕事ではないことが分かります。


今後、少子高齢化でさらに孤独死の割合は増えていきます。その為、仕組みで孤独死させない、もしくは早期発見できる仕組みが必要なのではと思うようになりました。


できれば、普段から物件を管理している管理会社、オーナーさんがいち早くきづければ、腐敗もひどくない状態で発見することで、原状回復費用を抑えることができるかもしれません。


少なくとも、死亡して翌日くらいに発見できれば、費用もそれほどかからず、遺族やオーナーさんへの負担も減ると思います。


ただ、その仕組みはなるべく負荷のかからない方法にする必要もあると思います。人間が連絡などをして確認するとなると、日々の事だから大変ですからね。また、住居人にお願いするにしても、中々してくれないことが多いと思います。


その為、なるべく自動化で気づける仕組みがあればいいかと思います。例えば、ドアの開閉がないとメールで連絡する仕組みとか。そもそも、家から全然出ない場合は使えませんが。


他にも、家電の電源のオンオフでチェックするとか。例えば、夜なのに電気がついていないとかなると、怪しいですよね。昼間なのに逆に電気がついているとか。ちょっとおかしいと思ったら、オーナーさんから連絡を入れて、様子がおかしければ実際に物件に行ってみるとか。


孤独死は本当に負担が色々とあるので、なるべく仕組みづくりで減少させる仕組みができたらいいと感じました。人は生まれた以上は必ず死ぬものですが、私もそうですが、子供に辛い思いをなるべくさせたくないと、私と同じような思いはさせたくないと強く感じました。